石鎚金剛蔵王大権現


 石鎚山龍王山中にて今より千三百年の昔、当山開祖役の行者が、祈誓修業中、行者の誠意仏天に通じ、石鎚山に彌陀三尊、即ち中央に「阿彌陀如来」その両脇に「観世音菩薩」「勢至菩薩」の三尊が御来迎になられました。その三尊がやがて衆生の中に近づき、衆生の中に巣くう悪魔外道を摧破し、広く衆生を絶対幸福に導き給う大慈悲の御本尊として「石鎚金剛蔵王大権現」と御変化せられました。

 役の行者がこのご本尊のお姿を永遠に止め、後世の衆生にも接しさせようと発願せられ、日々、一刀三礼の誠を以って、本尊のお姿を霊木に彫み奉ったものとされ、背後の大火炎の中には、役の行者の信奉した孔雀明王を表わす孔雀王が彫み込まれており、右手の三鈷は、貧、瞋、痴の三毒をくだき普く衆生に福、録、寿、の幸せを与えて下さるものである。


秘密神呪

オン、バザラクシャ、アランジャウン
歴史のページへ戻ります